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wagona JOURNAL
平井かずみさん 
花と、暮らしと、服と。
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フラワースタイリスト・平井かずみさんを訪ねて

季節の花を一輪、部屋に飾ること。
その日の気分や行き先に合わせて、服を選ぶこと。
どちらも日々の暮らしの中にある、小さなこと。
けれど、そんな小さな選択が、いつもの一日を少しだけ心地よく、ごきげんなものにしてくれるのかもしれません。
今回wagonaが訪ねたのは、フラワースタイリスト・平井かずみさん。
花の教室やさまざまな人との活動の場として平井さんが開いているアトリエ「皓(しろい)」で、花と暮らすこと、季節を感じること、そして日常に寄り添う服について、お話を伺いました。
Interview:福田春美/wagona Director

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“型よりも、植物そのものを見る”

PHOTO 01|平井さん



子どもの頃から、道端で花を摘んでは、お母さまにもらった瓶にいけていたという平井さん。
お父さまとホームセンターへ行き、家の花壇を一緒につくることも好きだったそう。
高校時代には華道部に入り、池坊を学び、大人になってからも花を習い続けました。
けれど、次第に惹かれていったのは、「型」よりも自然の中にある植物そのものの姿でした。

【平井】
自然を見ていると、すごく無作為じゃないですか。
人がつくった型に植物を当てはめるというより、もっと植物そのものを見て、植物と通じ合えたらいいなと思うようになりました。
植物のことを知れば知るほど、面白いんです。
例えば、ある木が動物に葉を食べられると、自分を守るための成分を葉に出して、それを風に乗せて周りの木にも知らせる。すると、まだ食べられていない木まで同じように身を守る準備をする。
森の中では根も菌類などを介してつながっていて、栄養を分け合うこともあると言われています。自然って過酷なんだけれど、その中にすごく優しい循環がある。
「自分だけ」じゃないんですよね。
一人ではなく、ここからつながっていく場所。
平井さんのアトリエ「皓」は、花の教室をはじめ、展示やイベントなど、さまざまな人が集う場所でもあります。
wagonaもこれまで、この場所でPOP UPなどを開催してきました。

【wagona】
「皓」は、かずみさん自身の活動の場でありながら、いろいろな人に開かれていますよね。

【平井】
ここを始めるときに、自分一人だけで使うのはもったいないな、と思ったんです。
周りには面白い人たちがたくさんいるし、自分一人で発信できることは一つかもしれないけれど、いろいろな人がここを使って発信してくれたら、もっと大きくつながっていけるんじゃないかって。
最初にここへ入ったとき、本当にただの「白い箱」だったんです。
まだ何ものにもなっていない場所。
そこにみんなで光を放って、ここからいろいろなことを伝えていけたらいいなと思いました。
自分から一方向に発信するのではなくて、いろいろな人とつながって、そこから広がっていく。
そんな場所であったらいいなと思っています。

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日常から、ちょっとしたお出かけまで

PHOTO 02|wagonaのオールインワンを着て、アトリエ「皓」で花生け

日常から、ちょっとしたお出かけまで
ものづくりをする人。
お茶をする人。
料理をする人。
そして、都会で働きながらも、日々の暮らしを大切にする人。
wagonaが服をつくるときに考えているのは、そんなさまざまな日常の間を、自然に行き来できる服であることです。
平井さんにも、これまで何度かwagonaの服を着ていただいています。

【平井】
wagonaの服は、まず着心地がいいですよね。
今日着ている服も、花をいけるときにすごくいい。
水仕事をしたり、掃除をしたりするときにも動きやすいし、フィット感も窮屈じゃない。
去年は本当にフリースのパンツばかり穿いていました(笑)。
ウエストのゴムもしっかりしていて、パンツの穿き心地がすごくいいんです。
それと、素材使いも上手だなと思います。
夏は涼しく、冬のニットやアウターも軽やか。
最近は昔ほど重たいものを着られなくなってきたから、軽さってすごく大事ですよね。

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暮らしの中で、ちょっとおしゃれでいたい

PHOTO 03|オールインワンで花をいける平井さん。袖を上げたり、動いたりする自然な姿

【平井】
日常でも、やっぱりおしゃれでいたいじゃないですか。
出かけるときだけじゃなくて、家事をしたり、仕事をしたり、
普段の暮らしの中でも動きやすくて、そのままちょっと出かけることもできる。
wagonaには、その両方にちょうどいい感じがあります。
デザインはきれいだけれど、身体をギュッと締めつけるようなサイズ感ではないから、着方で遊べるのも好きです。
片側だけ少し入れてみたり、ジップの位置をずらしてみたり。
きれいに着ることもできるし、少し着崩すこともできる。
行く場所やその日の気分によって、自分なりにアレンジできる余白があるんですよね。

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花を選ぶこと。服を選ぶこと。

PHOTO 04|ベロアのセットアップ。
アトリエの中/街へ出ても自然な佇まいが伝わるカット

花を選び、器を選ぶ。
そして、その日の服を選ぶ。
平井さんにとって、その一つひとつに共通しているのは「季節を感じること」だといいます。

【平井】
季節感は、すごく大切にしたいと思っています。身の回りにいける花は、その季節のものがいい。
服も同じで、素材感だったり、人に与える印象だったり。その時々の季節を感じられるものを選びたいんです。
洋服って、その人の印象をつくるものでもありますよね。今日はどこへ行くのか、誰に会うのか。
そんなことを考えながら服を選ぶことも、花や器を選ぶことと、どこか似ている気がします。
日常を、少しだけ「ごきげん」に

【平井】
私が花をいけるのも、日常の中でちょっとごきげんになってほしいからなんです。
もちろん、自分自身もごきげんでありたい。
だから、暮らしのいろいろな目線の先に花があったらいいなと思っています。
服も同じで、普段の暮らしの中で少しおしゃれができるだけで、気分が上がるし、幸せになる。
wagonaの服には、日常の中で自分をちょっとごきげんにしてくれるところがあると思います。

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花を一輪いける季節の素材を身につける。
お気に入りの器で、お茶を飲む。

PHOTO 05|お茶を飲みながらインタビューを受ける平井さん。

特別な日のためではなく、いつもの一日を心地よく過ごすために。
平井かずみさんの花との向き合い方と、wagonaが考える服には、そんな共通する感覚がありました。
毎日の小さな気づきを大切にしながら、自分なりの「ごきげん」をつくっていく。
暮らしの中に花があるように、
暮らしの中に、心地よい服を。
…………………………………

平井かずみ|Kazumi Hirai
フラワースタイリスト。花の教室「皓 花会」を主宰。アトリエ「皓」を拠点に、花を通して季節や日々の暮らしを楽しむ提案を行う。
毎月、花会の体験参加も受け付けている。
天然生活のラジオも人気。

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※すべての商品は税込み価格で表記しています

Branding director: harumi fukuda
Art director: keita shimbo + misaco shimbo (smbetsmb)
Photographer: keita shimbo
Model: kazumi hirai